IRAに続き401(k)プランも
暗号資産(仮想通貨)ビットコインを組み入れた企業提供の「個人年金プラン」が米国で初めて提供される。
投資顧問会社のDigital Asset Investment Management(DAiM)が401(k)と呼ばれる企業が提供する確定拠出型年金において、ビットコインに投資できるプランを提供する。なお、個人で積立を行うIRA(個人退職口座)では米国で既に仮想通貨に投資できるサービスが存在している。
IRAは個人で行うため自由度が高い一方、401(k)は企業が福利厚生として提供するため様々な優遇が受けられることがあると一般に説明される。
DAiMはアドバイザーであり、資産の受託者となって投資の選定、管理、監視、ベンチマークなどを行う。最大で10%の資産をビットコインに割り当てるプランを含め、企業の401(k)プラン作成を助言するとしている。
プレスリリースで、DAiMは「2018年に認可を受けて以来、401(k)でビットコインに投資したいという需要を目にしてきた」と語る。
従来の401(k)プランは制限があり投資の選択肢に欠けていたため、不満の種となるだけでなく、リスクが調整され、インフレ率に負けない程度の見栄えのしないリターンとなっていた。
投資されたビットコインは、米国の暗号資産(仮想通貨)取引所Geminiを運営するGemini Trustがコールドストレージで管理する。
401(k)プランやIRAなどの確定拠出型年金は米国で広く一般的に活用されており、米国民の投資経験の一角を占めている。ビットコインに対しても大きな資金流入の入り口となる可能性がある。
参考:PR Newswire
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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