
田中佑太、張本智和 PHOTO:Itaru Chiba
韓国・釜山で「世界卓球2024団体戦」<2月16~25日>が開幕した。
16日の予選グループリーグ初戦でナイジェリアと対戦するはずだった男子日本代表チームはナイジェリアの棄権で不戦勝という、まさかの形で初陣を飾っている。
ナイジェリアが棄権したのはエースのアルナが病欠、3番手のアビオドゥンがフライトトラブルという理由から。
不運に見舞われたナイジェリアだが、17日に行われる第2戦の台湾戦には出場する予定だ。
一方、日本にも異変があった。発表されたオーダーは張本智和(智和企画)、篠塚大登(愛知工業大学)、田中佑汰(個人)の3人。日本のエース張本に次ぐ2番手の戸上隼輔(明治大学)が名前ない。
戸上は前夜に発熱し、会場に来ていなかった。
日本の不戦勝が発表されて間もなく張本、篠塚、田中のインタビューが行われた。
―ナイジェリア戦がなくなったと聞いて率直にどう思ったか。
張本:あと5分でラケットの提出だったんですけど、そこで聞かされて。アルナ選手がいないというのは聞いていたんですけど、それ以外の選手と試合したかったなという気持ちがあったので残念です。もちろん、アルナ選手のいるフルメンバーと試合したかったですけど。
篠塚:自分は今日、アルナ選手がいないということを知っていて。練習までは自分も(2番で)出ると思っていたんですけど、オーダー交換の時に(アルナの)2番がないっていうことを聞いたので。いい緊張感の中で練習ができたので、明日に繋げられるかなと思います。
田中:僕の場合は2番の(アルナ)選手が出ないと聞いていたので実質、(張本選手が)1番(で試合を)やって2番がなくて、3番で僕の試合がっていう準備をしていた。それが無くなったというので、緊張感を持って練習できたというプラスの面もありますし、もうちょっとやりたかなというのもあります。
―前回の世界卓球2022成都から成長したところは?
張本:僕はこの2年間で安定感が増したと思うので、若い時のような派手なプレーではなく、しっかり堅実に相手に先行してリードを保って勝つというプレーが今はできていると思う。明日以降、そういう試合ができればいいなと思います。
篠塚:前回の世界卓球(2023ダーバン個人戦)は故障で出られなかったので、早く試合したいなという気持ちがあります。いい準備をして、いい状態で(明日以降の)試合に臨めたらと思います。
田中:明日のオーダーはまた発表されると思うんですけど、最高の準備をして、いつ出るっていうふうに決まっても最高の状態で出れるようにまた頑張りたいと思います。
―戸上選手の体調についてはどう聞いている?
張本:熱が出てしまったということで、詳しい病名はまだ分からないんですけど。いつ復帰できるかもよく分からないですし。まずは健康になってほしいです。そこからまた練習ができるならしてほしいですし、まず今は健康に戻ることを応援したいです。
―戸上選手の不参戦によってプレッシャーは増しているか。
張本:もちろん出てくれたら良かったですけど、それ以外のメンバーもみんな頼もしいですし、そのために5人で来て、2人がリザーブとして不測の事態に備えて出てくれるので。
みんな強いメンバー。全く気にしないことないですけど、自分のやることは変わらず自分の試合に集中するっていう気持ちで戦いたいです。
篠塚:正直、ちょっと緊張感がより増したっていう気持ちもありますけど、そこを乗り越えられるように準備したいです。
田中:戸上選手がいなくなったことで、僕とか松島選手がもしかしたら出る機会が増えたと思うんですけど、起用された時に「出して良かったな」と思われたいですし、そういうプレーを目指しているので、引き続き準備をしたいです。
―(1歳上の)先輩として戸上選手になんて声をかけたいか。
田中:そうですね、「元気になれよ!」って、ほんとそれだけですね。
張本:僕が戸上選手の立場だったら、どう声かけられても悔しいと思う。「大丈夫」って言われても「大丈夫じゃない」って言われても、きっと悔しいのは変わらないと思うので。
まずは体調を治すこと、できることはそれしかない。その結果、大会に間に合う、間に合わないはついてくるので、今はたくさん寝て、たくさん食べて元気になってほしい、それだけです。
(文=高樹ミナ)
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