
◆第54回明治神宮野球大会第5日▽高校の部・準決勝 星稜15―3豊川(19日・神宮)
準決勝2試合が行われ、高校の部は、星稜(北信越)が16安打15得点の猛打で豊川(東海)に5回コールド勝ち。3番・芦硲(あしさこ)晃太中堅手(2年)が本塁打を含む4安打6打点の大活躍を見せ、元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(49)=ヤンキースGM付特別アドバイザー=を擁して優勝した91年以来3度目のVへ王手をかけた。
内野席を埋めた7000人の観衆が、芦硲の打球に2度どよめいた。10点リードの4回2死一塁。甘く入ってきた直球を振り抜いた。快音に感嘆の声が続き、大飛球が右翼ポール際へ。「感覚は良かったので、あとは角度の問題でした」。球場中が見つめた打球はポール上部を直撃。再び湧いた大歓声の中、ダイヤモンドを一周した。
1回にも右翼へ先制の適時二塁打を放つなど、15得点のうち6点をたたき出した。「準決勝を全員で勝ち切ることができて良かった」。松井氏が主将で4番を務めていた91年以来3度目の優勝へ向け、勢いづいた。
18年に台湾で行われたU12アジア選手権の代表に選ばれ、9番・二塁手で銅メダルを獲得した逸材。出身は大阪だが、林和成前監督に声をかけられ星稜の門をたたいた。175センチ、75キロで、右投左打は松井氏と同じ。現役時188センチ、104キロのゴジラにサイズでは及ばないが、パンチ力、勝負強さは非凡だ。この日の5打数4安打は、91年準決勝(浜松商戦)の松井氏の成績とピタリ重なる。
決勝・作新学院戦へ向け「しっかり持ち味を出していきたい」。ここまでの打点の合計は「7」。大会記録の「9」を更新して、レジェンドに続く優勝をつかみ取る。(浜木 俊介)
◆91年の星稜V 1回戦は尽誠学園に4―3で辛勝も、準決勝は12―2で浜松商に圧勝。帝京との決勝は、元巨人の三沢興一(現3軍投手チーフコーチ)を打ち崩し、13―8と打撃戦を制した。松井氏は3試合で10打数7安打2本塁打、6打点の大活躍。決勝では4四球と勝負を避けられた。
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