新ユニホームで甲子園1勝を狙う。18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会に2年連続で出場するクラークは17日、甲子園で行われた開会式リハーサルに参加した。

今大会に合わせてユニホームを新調。基調とする水色が濃くなり、上下ともに縦のストライプが入るデザインに変わった。佐々木啓司監督（67）は「大した変更じゃないんだけどちょっとオシャレに。春のスタートということで」と新たな気持ちで挑む。

佐々木監督は駒大岩見沢時代、93年の第65回大会で4強入りした時の記憶が残っている。「帽子のデザインを変えて縁起がよかった」。当時帽子のロゴマークを「K」から「KOMAZAWA」に変えた。今回も験を担ぐ意図が込められている。

この日チームは3番目に入場行進。選抜旗を手にした新岡歩輝主将（3年）を先頭にメンバー18人が堂々と甲子園の土を踏んだ。リハーサル後には伊丹市内で約2時間の練習。18日に開会式を迎え、24日に初戦を戦う。背番号7の坂本劣陽（れお）左翼手（3年）は「練習をしてきて、体も心も強くなっていると思う。気持ちで負けないように強い気持ちで臨みたい」と意気込んだ。【山崎純一】