整形外科医ら「秋法相の息子は軽微な手術…診断書の発給自体が恥ずべきこと」（朝鮮日報日本語版） - Yahoo!ニュース

　秋美愛（チュ・ミエ）法相の息子ソン氏が韓国軍で服務していたころ、膝の皺襞（しゅうへき）症候群と軟骨軟化症で手術を受け、3カ月の治療が必要というサムスン・ソウル病院の診断書が公開されると、整形外科の専門医らは首をかしげた。膝にしばしば見られる軽症の疾患を理由に大学病院で手術を行ったことも理解し難いが、術後に休暇を何度も出すほど深刻な痛みを訴えたことも一般的ではないという。皺襞症候群とは、膝関節内の側面に膜（皺襞）ができ、周辺の軟骨とこすれて痛みが生じる疾患だ。それにより軟骨に微細な傷ができるのが軟骨軟化症だ。秋法相の息子は、この皺襞を除去する手術を受けた。 　ある整形外科専門医は「皺襞というものは正常な人でもしばしば見られ、関節内視鏡をやってたまたま見つかるケースも多い」とし「手術自体は大きな手術ではなく、術後3－5日ほどで日常生活が可能」と語った。大腿（だいたい）骨骨折手術のように大きな手術の場合は3カ月ほど安静を取って治療を受けなければならないが、内視鏡で皺襞除去する程度であれば、3カ月の安静を要するという診断書はしっくりこないという。この医師は「皺襞症候群という病名しか分からない状態で断定的に話すのは難しい。ほかの理由があるのかどうかなどを、もっと調べてみないといけないだろう」と付け加えた。 　ある大学病院の整形外科の教授は「患者を見ずに正確な所見を語るのは難しい」としつつも「街の整形外科レベルでやれる軽微な手術を大学病院でやったということ自体が不自然。そんな診断書を発給すること自体がかなり恥ずかしいこと」「関節内視鏡をやったが大きな異常はなく、何か診断書を発給しないといけないときに、皺襞症候群と書くケースは多い」と語った。ただし、一部の整形外科専門医は「まれに皺襞除去後も痛みが長引くケースもあるので、断定的に言うのは困る」と指摘した。

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September 08, 2020 at 05:05PM
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