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美の休日、じっくり 21美の美人画展、石川県立美術館の鴨居玲展(北國新聞社) - Yahoo!ニュース

 金沢21世紀美術館で開催中の「培広庵(ばいこうあん)コレクション美人画の雪月花」(北國新聞社、一般財団法人石川県芸術文化協会主催)、金沢市の県立美術館の「没後35年鴨居玲展―静止した刻(とき)」(本社共催)は2日、多くの地元客らが「美の休日」を満喫した。梅雨が明け、夏本番の暑さの中、来場者は涼しい館内で質の高い作品の細部にまで目を凝らした。

 21美では、美人画の黄金期を彩る作家54人の78点が四季折々の風情を感じさせた。初公開となった鏑木(かぶらき)清(きよ)方(かた)の最初の門人、門井掬(かどいきく)水(すい)による「七夕」は、七夕飾りの風習が清らかに表現された。来場者は手前に描き込まれた箏に注目し、技芸の上達を願う女性の思いに寄り添った。

 デザインを学ぶ金沢学院大芸術学科3年の遠山善心さん(21)は「四季によって描き方が違い、特に冬の作品は、寒さすら感じた。地元にこれだけのコレクションがあるとは驚いた」と秀作をじっくり味わった。

 能美市のサービス業山口真奈美さん(46)は「目元や指先、色の使い方にも注目して鑑賞した。私自身も絵や歌をたしなんでおり、大いに刺激になった」と満足そうに語った。

 県立美術館では金沢市出身の洋画家鴨居玲の入魂の作に見入る若いファンが目立ち、没後35年を迎えた現在も新たな世代を引き付ける異才を印象付けた。

 高校の美術教師が鴨居に詳しかったことで興味を持ったという会社員北嶋健太さん(22)=野々市市=は「やっぱり実物はすごい。独特の世界観でかっこいい」と声を弾ませた。

 大学時代を神戸で過ごし、鴨居の大ファンになった美術館職員の文元(ふみもと)健人さん(25)=大阪市=は「2枚のふすま絵はなかなか見られないもの。来たかいがあった」と感慨深そうだった。

 いずれの展覧会も30日まで。入場料は美人画展が一般1200円、中高生800円、小学生600円。鴨居玲展は一般1千円、大学生800円、高校生以下無料となる。

北國新聞社

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August 02, 2020 at 11:34PM
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