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白内障手術を受けるクリニックは、「取扱いレンズ」で選べ! | 富裕層向け資産防衛メディア - 幻冬舎ゴールドオンライン

白内障手術を受けるクリニックは、「取扱いレンズ」で選べ!

白内障の治療技術は日々進化しており、誰でも「快適な視界」を取り戻せる時代になりました。しかし、クリニックによっては「強度近視・乱視」の患者に対応できないこともあります。今回は、年間1500件もの白内障手術を手掛ける、アイケアクリニック院長の佐藤香氏が、「3焦点レンズ」の魅力と、手術を受けるクリニックの選び方について、Q&A方式でわかりやすく解説します。

多焦点眼内レンズ」対応病院がおすすめ

Q:先進医療特約を利用して白内障の手術をしたいのですが、2焦点眼内レンズ、3焦点眼内レンズ、焦点深度拡張型眼内レンズのうち、どれを入れればいいでしょうか?

 A:3焦点眼内レンズがおすすめです。

2焦点眼内レンズは、遠方・中間・近方のうち焦点を合わせることができるのは2つだけです。焦点深度拡張型眼内レンズは、50㎝より先はどこにでも焦点を合わせることができますが、手元が見づらくなります。夜間に長時間運転するなどのお仕事でなければ、最も快適な見え方をするのは、焦点を合わせられる範囲が広い3焦点眼内レンズなのです。

Q:白内障はどこの病院でも同じ治療を受けられますか?

A:残念ながら、どこでも同じレベルの治療が受けられるわけではありません。日本では年間140万件以上の白内障手術が行われていますが、その精度や安全性はまちまちなのが実状です。

まず、白内障手術で用いる眼内レンズの種類が医療機関によって異なります。

公的な健康保険が適用される単焦点眼内レンズのみで手術を行っているクリニックが多く、当院のように単焦点眼内レンズのほか20種類以上の多焦点眼内レンズを用意しているクリニックはほとんどありません。また、多焦点眼内レンズの取り扱いがある施設でも、多焦点眼内レンズ+単焦点眼内レンズ1~3種類というところが多いのが現状です。

●多焦点眼内レンズへの対応は医療機関によって大きく異なる

多焦点眼内レンズは現在も、次々と新製品が登場しています。

レンズそれぞれで特徴やメリットが異なりますので、取り扱う眼内レンズの種類が多ければ多いほど、それぞれの患者さんにぴったり合ったレンズを選べる確率が高くなります。

一方、眼内レンズの種類が少ない眼科クリニックでは、視界がはっきりと見えるようにはなったけれども、「自分のいちばん見たい場所がはっきり見えない」など、手術後の目の状態に不満が残ったり、それ以前に強度の近視や乱視のある患者さんに対して「対応できない」と手術を断ったりする場合があるようです。

クリニックによっては、強度近視や乱視に「対応できない」ことも…

クリニックによっては、強度近視や乱視に「対応できない」ことも…

●多様なレンズに対応できるのは設備の整った医療機関だけ

また、多種多様な眼内レンズに対応するには、さまざまな設備が必要になります。とりわけ、最新の多焦点眼内レンズは多種多様なニーズに応えられるよう、度数なども小刻みに分かれていますから、より精度の高い検査や手術を行わなければ性能を最大限に活かすことができません。

たとえば事前の検査で、導入している検査機器によって計測の精度に差が出ることがあるのです。

あまり精度の高くない検査機器を使っている場合には、数値の誤差が眼内レンズの度数にズレを生み、せっかく手術しても期待どおりの視力を得られないこともあります。

執刀医の技術力や経験値は、「満足度」に大きく関わる

さらにいえば、白内障手術に関する知識や技術、経験値なども治療の質を左右します。執刀した手術の件数は、判断の目安の1つになります。

眼内レンズは新しい機能を持つものが続々と開発され、かつては熟練した医師以外には不可能だった治療が、あまり経験がなくても行えるようになってきました。

しかし、眼科のような精緻な手術については、経験豊富な医師に任せたほうが安心です。安全性の高いとされる白内障の手術であっても、その場で何が起こるかはわかりません。

熟練した医師ならば、なんの問題もなく解決できることであっても、経験の乏しい医師には手に負えないということも考えられます。

また、評判のよい熟練の医師であれば、検査機器や手術機器、人工眼内レンズに関する情報をすばやくキャッチして、導入する価値のあるものかどうか徹底的に調べる姿勢を持っているものです。

そして、有用性と安全性を確信したあとは、それを活かすための勉強と練習を重ね、現場の治療に活かして経験を積んでいきます。しかし、経験はあっても、新しい情報を取り入れず、古い知識と経験のまま、10年前と同じような手術を行っている医師もいます。その場合、満足のいく結果が得られないことが多いように感じます。しっかりと手術前に見極めることが必要となります。

普段の目のケアも経験豊富で勉強熱心な医師に任せるのがいちばんよいのですが、もし近所にそういう医師がいないのであれば、普段の目の病気はかかりつけの医師に担当してもらい、手術は別の病院で受けるのもよいでしょう。

Q:日帰りでもできる手術があるというのは本当でしょうか?

A:現在、日帰りによる手術がスタンダードになっており、むしろ入院して手術を受けるほうが珍しくなりました。

認知症や精神疾患を抱えていたり、全身の状態が悪く術後の管理が必要だったりという方でない限り、日帰りで手術が受けられます。

佐藤 香

アイケアクリニック 院長
アイケアクリニック銀座院 院長

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May 19, 2020 at 03:04AM
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