肝臓手術では無数の血管が肝臓内を走行しており、安全に手術を行うためには高度な技術が必要です。そのため開腹手術では大きな傷になりがちです。一方で腹腔鏡手術では傷が小さく、体への負担も少ないため術後の回復が早いというメリットがあります。国内では、２０１０年に腹腔鏡下肝部分切除術、外側区域切除術という術式が保険収載されました。１６年には適用が拡大され、より複雑な腹腔鏡下肝臓手術が保険で認められました。
腹腔鏡下肝臓手術ができる病気には、肝細胞がん、大腸がんを中心とする転移性肝がん、肝内胆管がんなどがあります。手術では、お腹に５～１５ミリの小さな穴を５、６か所ほど開け、腹腔鏡という細長い内視鏡を用いてお腹の中をモニターに映し出し、鉗子などの細長い器具を用いて行います。腹腔鏡で行うとよく見えるのでより緻密な手術が行え、二酸化炭素を入れてお腹を膨らませるため肝臓の静脈からの出血を減らすことが可能です…
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April 14, 2020 at 02:27PM
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四国健康ナビ：負担少ない腹腔鏡下肝臓手術 高知大医学部付属病院外科 上村直助教 ／四国 - 毎日新聞
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