
大動脈弁狭窄症の新たな治療で使われるスーチャレス弁。ステントと呼ばれるバネで固定する(リヴァノヴァ社提供)
◆県内初、岐阜ハートセンターが成功
岐阜ハートセンター(岐阜市薮田南)は3月上旬、大動脈弁狭窄(きょうさく)症の新しい治療法として、大動脈弁を切除した後に生体弁をステント(バネ)で固定する「スーチャレス弁」による治療を県内で初めて成功した。生体弁を縫合しないため従来よりも心臓停止を含む手術時間を短縮した。
手術を担当した同センター心臓血管外科の小山裕部長(43)は「治療の選択肢が増えることは医療従事者も患者様にとっても大きなメリット。状態に応じてベストな治療法を提示していきたい」と話している。
大動脈弁狭窄症は、心臓の出口の扉である大動脈弁が硬く開きにくくなり、十分な血液が送り出されず、心臓に大きな負担がかかる病気。先天性のほか、高齢化や動脈硬化などが原因で、重症になるまで症状が出にくく、突然死することもある。
スーチャレス(Sutureless)とは「無縫合」の意味。手術では開胸後、動きの硬くなった大動脈弁を取り除き、ステントと呼ばれるバネ状の金属のついた人工弁を、切除した箇所にバネの力を利用して縫合しないで固定させる。従来の手術では人工弁を縫い付ける必要があり、今回の治療法では通常3時間程度かかっていた手術時間が2時間前後に短縮、心臓を止める時間も短くなった。
スーチャレス弁での治療は従来の手術と同様に開胸して大動脈を遮断するため、カテーテル治療よりも患者の負担は大きいが、合併手術や透析患者などカテーテル治療では困難な患者にも手術が可能という。小山部長は「治療には長所と短所がそれぞれある。一緒に相談しながら、最適な治療法を選択していきたい」と語った。
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April 27, 2020 at 07:19AM
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大動脈弁狭窄症に「スーチャレス弁」 手術時間を短縮化 - 岐阜新聞
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