夢二生家記念館 桃の節句で催し 美人画やひな飾り展示 - 山陽新聞

「少年山荘図」などが特別展示されている夢二生家記念館

　大正ロマンを代表する画家・竹久夢二（１８８４～１９３４年）が少年時代を過ごした「夢二郷土美術館夢二生家記念館」（瀬戸内市邑久町本庄）で、「桃の節句」にちなんだ催しが行われている。柔らかな色使いの美人画やひな飾りが、かやぶき屋根の趣ある生家を春らしいムードに彩っている。４月３日まで。

　立ちびなを描いた「少年山荘図」（大正後期）をはじめ、美人画の「雛妓（ひなぎ）」（昭和初期）や「帽子を被（かぶ）った少女」（大正中期）の３点を特別展示。床の間には明治期の掛けびななども飾られ、来館者たちが夢二が幼かった時代の雰囲気を楽しんでいる。

　築約２５０年の生家は、夢二の生誕１３５年に合わせて大規模改修を行い、昨年３月１２日にリニューアルオープン。１２日には１周年を記念し、来館者に絵はがきを贈る。旧暦の「桃の節句」に当たる４月３日には、納屋に新設したカフェの利用者に干菓子をプレゼントする。

　月曜休館、午前９時～午後５時。入館料は一般６００円、中高大学生２５０円、小学生２００円。問い合わせは夢二生家記念館（０８６９―２２―０６２２）。

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March 04, 2020 at 04:02PM
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