新型コロナウイルスによる肺炎の影響で中止となり、ヨルダン・アンマンでの代替開催が決まったボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選(3月3~11日)に出場する日本代表選手(男子6人、女子5人)が28日、都内で練習を公開した。同予選は当初は中国の武漢で2月に開催予定だった。
女子ミドル級の津端ありさ(26)=西埼玉中央病院=は、所属先病院の消化器外科の看護師と二足のわらじを履く。24歳でダイエットのために始めたボクシングで資質を開花。昼夜の勤務をこなしながら、練習時間を捻出してきた。現役ナースだけに、武漢での予選が開催された場合は「行くなら(医療従事者が使うマスクの)『N95』を買っていかなきゃと思っていました。病院の方も心配してくれていた」と話した。
選手層が薄い女子重量級だけに、公式試合はまだ昨年の全日本選手権優勝の1戦(1勝)のみだが、決勝では1ラウンドに右ストレート一撃でレフェリーストップに持ち込んだ。それでも、競技歴2年弱で五輪予選への出場機会を得るとは思っていなかったと言う。今月18日までは、ボクシング強国カザフスタンで世界レベルの選手と合宿を行うなどレベルアップを目指している。
母がタヒチ出身というハーフ。高校まではバスケットボールに打ち込んだ、身長171センチの美人ボクサーは、五輪切符へ「やれるところまでやりたい」と責任感に燃えていた。
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武漢五輪予選中止 美人ナースボクサー津端は医療用マスク「買っていかなきゃと」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
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