エンゼルスは16日(日本時間17日)、大谷翔平投手(29)を脇腹の故障のため10日間の負傷者リスト(IL)に入れ、今季の出場を終えると発表した。
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大谷は8月23日(同24日)の本拠地・レッズ戦で先発登板したが、2回途中で緊急降板。右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷と診断され、その後は打者に専念していた。だが、4日(同5日)の本拠地・オリオールズ戦前に行った屋外でのフリー打撃で右脇腹張りを訴え、その日から前日15日(同16日)の本拠地・タイガース戦まで11試合連続で欠場。15日(同16日)の試合後には、ロッカーがきれいに片付けられて、私物は一切なくなっていた。
メジャー6年目の今季、投手としては23登板で132イニングを投げ、10勝5敗、防御率3・14、167奪三振、WHIP1・06、被打率1割8分4厘。2年連続の2ケタ勝利はクリアしたが、2年連続の規定投球回到達には30イニング足りなかった。打者としては135試合に出場して497打数151安打、打率3割4厘、44本塁打、95打点、20盗塁、91四球、21敬遠、OPS1・066をマークし、規定打席はすでに到達した。2年ぶり2度目のMVP受賞と、日本人初の本塁打王は濃厚。打率3割も初めてクリアした。
オフにはFAとなる大谷。移籍した場合には、エンゼルスのユニホーム姿はもう見られないことになる。エ軍はここまで68勝80敗の借金12で地区優勝の可能性が完全消滅し、プレーオフ進出も絶望的。これまでの6年間で大谷は1度もプレーオフの舞台に立てていない。
チームが14試合を残しながら、一足早くシーズンを終えることになった。
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