バブル後最高値を更新！ ９月下旬に「日経５００種平均株価」が約３１年ぶりの高値を付けた。
「どうしても日経平均株価（２２５種）に目がいきがちですが、日経５００はすでにバブル超えです。今の勢いだったら、日経平均だってバブル後最高値（３万８９１５円）は無理でも、３万円突破は十分に狙えると思います」（市場関係者）
強気な声が市場から漏れてくる。日経平均は今月１７日に１９９１年５月以来となる２万６０００円台を回復（終値ベース）し、年初来高値を連日のように更新している。
兜町で「３万円は近い」が飛びかっても不思議のない状況だ。ただし、それにはハードルが３つあるらしい。
「ＮＹダウが一時的に３万ドルを超えるだけでなく、３万ドル台を固めることが重要です。そうなれば日経平均も３万円を目指しやすくなります」（株式評論家の倉多慎之助氏）
２つ目のハードルは？
「株価を一段高にするには何か材料が必要です。トランプ米大統領の“アメリカファースト”を否定するような内容が望ましい。バイデン次期大統領がアメリカのＴＰＰ復活をにおわすのは効果的かもしれません」（倉多慎之助氏）
そして、実は最も重要といわれるのが、３つ目のハードル「金あまりの継続」だ。欧州、米国、そして日本はコロナ対策で大胆な金融緩和を続けている。
「ジャブジャブが続く限り世界のマネーは株式市場に流れます。それがストップし、金利が上向くようになると米国債など債券に投資マネーは向かいます。株式市場にはマイナスです。コロナが収束したら、金融政策は変化するでしょう。日経平均３万円はウィズコロナがカギを握っているともいえそうです」（前出の市場関係者）
経済復活にコロナワクチンの開発は欠かせないが、市場の思惑は別なところにありそうで……。からの記事と詳細
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