神戸市の医療用ロボットメーカーが、遠隔で腹くう鏡手術ができる「手術支援ロボット」を国内で初めて開発し、厚生労働省からこのほど、製造販売の承認を得たと発表しました。
早ければ今月中にも販売を始めるということで、すでに流通している海外製のロボットよりも安く供給されることが期待されます。
ロボットを開発したのは、大手機器メーカー「川崎重工業」と医療用検査機器メーカーの「シスメックス」が出資する神戸市の医療用ロボットメーカー「メディカロイド」です。
ロボットは、４本のアームに手術器具や内視鏡カメラが取り付けられ、患者の腹部に小さな穴をあけて器具を差し込んで操作する「腹くう鏡手術」を遠隔で行うことができます。
手術台から離れたところにいる医師が立体映像を見ながら手元の装置を動かすと、体内に入った器具が動き、患部を切除することができます。
同じような手術支援ロボットはアメリカ製の商品がすでに流通していますが、メーカーによりますと、今回のロボットは国内で初めて開発されたものです。
先週、厚生労働省から製造販売の承認を得られたことから、早ければ今月中にも販売を始めたいとしています。
「メディカロイド」の浅野薫社長は、「現場の医師と協議を重ねながら開発を進め、使い勝手に大きな自信がある。多くの病院の経営に資するようアメリカ製に比べて求めやすい価格帯にしたい」と話しています。
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August 11, 2020 at 03:15PM
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国内初手術支援ロボット販売承認｜NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp
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