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美術の夏が開幕 21美で美人画展 県美で鴨居玲展(北國新聞社) - Yahoo!ニュース

 「培広庵(ばいこうあん)コレクション美人画の雪月花」(北國新聞社、一般財団法人石川県芸術文化協会主催)は金沢21世紀美術館、「没後35年鴨居玲展―静止した刻(とき)」(本社共催)は金沢市の県立美術館で31日、同時に開幕した。コロナ禍による休館を経て、「美術の夏」がスタートした両美術館には初日から待ちわびたファンが訪れ、エネルギーに満ちた珠玉の作品群と向き合った。

 21美では東西の巨匠、鏑(かぶら)木清方(ききよかた)、上村松園(うえむらしょうえん)をはじめ美人画の黄金期を築いた作家54人の秀作78点が、日本の四季になぞらえて展示された。

 「夏」の会場では、金沢生まれの作家紺谷(こんたに)光俊(こうしゅん)の「更衣」など、薄物や浴衣をまとう女性の涼しげな軸や屏風(びょうぶ)が並んだ。来場者はたおやかな女性美に加え、手にしたうちわや着物の柄、背景などから当時の風俗を読み取り、描かれた世界を堪能した。

 展示は、国内有数の美人画コレクター「培広庵」が収集し、現在は金沢市内の茶室「釣月庵(ちょうげつあん)」庵主が所有する秀作から大正、昭和の作品を中心に構成した。

 開場式では主催者を代表して温井伸北國新聞社社長があいさつ、谷本正憲知事の祝辞を清水克弥県県民文化スポーツ部長が代読、山野之義金沢市長が祝辞を贈った。監修の富山県水墨美術館の浅地豊前館長が作品を解説した。

 入場料は一般1200円、中高生800円、小学生600円となる。

 金沢出身の洋画家鴨居玲の没後35年を記念した県立美術館の展覧会では、出世作となった「静止した刻(とき)」「観音像」など101点が鴨居の人生に沿って三部構成で紹介された。

 第3章の「終焉(しゅうえん)への道」では、鴨居が晩年になって挑んだ裸婦の作品群が並んだ。「廃兵」「私の村の酔っぱらい」など自己の内面を投影した鴨居らしいテーマの作品も充実しており、愛好者が時間をかけてじっくりと見入った。

 入場料は一般1千円、大学生800円、高校生以下無料となる。いずれの展覧会とも8月30日まで。

北國新聞社

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July 31, 2020 at 12:43PM
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