Search

きょうのセカンドオピニオン:髄膜腫、手術は不要か=答える人・斉藤延人教授(東京大医学部・脳神経外科) - 毎日新聞

 Q 髄膜腫、手術は不要か

 前頭葉付近に髄膜腫が見つかりました。認知機能に影響するか心配ですが、主治医は高齢を理由に手術を避けたいようです。(岐阜県、女性、78歳)

 A 腫瘍の増大がなければ経過観察も

 髄膜腫は、頭蓋骨(ずがいこつ)の内側、脳の外側にある膜にできる腫瘍で、女性に多い傾向があります。周辺の脳や神経が圧迫されるので、症状には半身まひのほか、認知機能の低下や頭痛、てんかん発作、視覚障害などがあります。まれに増殖が速い悪性タイプもありますが、大半は良性で、自覚症状もなく、検査で偶然見つかることが多い腫瘍です。

 治療法には摘出手術や放射線治療があり、いずれも有効です。しかし、腫瘍は年0・8ミリほどしか大きくならず、経過観察を何年しても全く変化のない腫瘍もあります。摘出手術を計画する緊急性は必ずしもなく、経過観察をまず選びます。一方、検査のたびに腫瘍が増大している場合は、腫瘍の部位も踏まえ、手術を検討していくのが一般的です。

 若い患者だと腫瘍が大きくなる時間が長く残されており、症状が軽くても手術を提案する時があります。全摘できない場合、腫瘍にだけ放射線を照射する「ガンマナイフ」という治療を実施します。

 高齢者も手術はできますが、腫瘍の大きくなるスピードは遅く、手術を慌てて決める必要はありません。認知症状が出る前に、画像検査で腫瘍が大きくなることも先に判明するはずです。1年に1回程度、検査を受け、腫瘍の変化や症状の有無、体力などを踏まえた上で、治療法を相談してください。【聞き手・田中泰義】


 体の悩みや症状に関する相談を募集します。氏名、年齢、電話番号を明記してください。回答は紙面に限り、個別のお問い合わせは受けられません。

Let's block ads! (Why?)



"手術" - Google ニュース
July 29, 2020 at 12:01AM
https://ift.tt/2EnhkNb

きょうのセカンドオピニオン:髄膜腫、手術は不要か=答える人・斉藤延人教授(東京大医学部・脳神経外科) - 毎日新聞
"手術" - Google ニュース
https://ift.tt/2FNQyuU
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "きょうのセカンドオピニオン:髄膜腫、手術は不要か=答える人・斉藤延人教授(東京大医学部・脳神経外科) - 毎日新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.