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美人プロ・原英莉花の初優勝を支えたマル秘ギアとは…(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

 昨年6月2日、静岡県・グランディ浜名湖GC(6560ヤード、パー72)で行われたリゾートトラストレディース最終日。スレンダー美人プロとして人気を集めていた原英莉花(21)=日本通運=が初優勝を果たし、名実ともにトッププロの仲間入りをした。

【写真】原英莉花を中心に“美女ゴルファー”3人娘がスマイル満開

 その日、原は白と紺の勝負服に身を包み、首位に2打差の3位タイからスタートすると、いきなり1番から3連続バーディー。14番からはどどうの4連続バーディーを決めた。17番は奥から9メートルを沈め、韓国のペ・ソンウと通算14アンダーで首位に並んでプレーオフに進出した。

 18番パー4を使ったプレーオフは1ホール目で勝負が決まらず、2ホール目にもつれこんだ。その2ホール目、原が2メートルのバーディーパットを放り込み、この瞬間に初のレギュラーツアー優勝を引き寄せた。

 この優勝を陰で支えたのが師匠ジャンボ尾崎将司(73)の愛弟子を思う気持ちだった。15歳から指導を仰ぐ“レジェンド”から宅配便が手元に届いたのは約1カ月前。中には師がショートパットを打ち切れない自分のために選んでくれたマレット型パター(オデッセイEXOロッシ-)が入っていた。

 早速翌週から実戦投入し、ようやく感覚をつかんだリゾートトラストで初の頂点へ駆け上がる“魔法のつえ”となってくれた。優勝後、感激の涙が乾いた原はこう秘話を明かした。

 「このパターで本当にフィーリングがよくなった。ジャンボさんからはパターといっしょに『パッティングの始動時に何かひとつ動作を入れろ』というアドバイスをいただいた。それでフォワードプレスを入れてハンドファーストにしたらスムーズに動き出せるようになったんですよ」

 最終日の優勝会見場にはサプライズで師匠の祝辞が紹介された。その内容はツアー通算94回の優勝を誇る伝説の師匠らしい、厳しくも愛情あふれるものだった。

 「1勝目は誰でもラッキーで勝つことはある。大事なのは2勝目だ!」-。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕の見通しが立たない今季。原は師匠の言葉を胸に刻み、いつかくるはずの2020年最初のティーグラウンドに立つ日を待っている。(デイリースポーツ・松本一之)

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April 12, 2020 at 11:00AM
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